ももクロ10周年記念本の「読みどころ」を、川上マネージャーが特設サイトで大公開

いよいよ5月22日(火)に発売される、全2巻・計608ページのももいろクローバーZ結成10周年記念本。発売に先立ち、同書の監修を務める川上アキラマネージャーによる「読みどころ」が、朝日新聞出版の特設サイトにて公開された。

監修者・川上アキラが語る、10周年記念本の「読みどころ」
https://publications.asahi.com/momoclo/

以下、そのダイジェストを一部公開!
(文=西澤千央)

――『Book I CHAOS』のほうは「10年間の振り返り」がメインで。ただ年表的に追ってるわけではないので、あたかも自分がそこにいたような気持ちにもなれるのもいいなと。

川上 こんなストイックな本、あります?(笑)文字多いよ! でもいろいろな声が入っているのは面白いですよね。今現在の僕とメンバーがしゃべってて、コラム的にメンバーが当時を振り返る部分もあって、それと同時に昔雑誌でしゃべった発言も載っていて。まさにカオスですよ。

──昔の貴重な資料も掲載されていますが、あの幻の「台本」を提供したのは玉井さんなんですよね。意外でした。

川上 いやいや、タレントは最初の仕事にそれだけの思いを持ってますよ、マネージメントはその辺を忘れがちですけど。たぶん全員取ってありますよ。

―― 一方の『Book II COSMOS』はよりメンバーの内面に迫ってますよね。インタビューも今年の2月から4月にかけて行われたもので。

川上 僕自身も対談したり、インタビューを読んだりして「あぁ、こういう捉え方してたのか」って思ったし、彼女たちの変化っていうものがよくわかりましたしね。変化してるなとは感じていたけど、それがより見えやすくなったのがこの4カ月だったと思います。

――踏み込んだお話をしてくださいました。

川上 印象的だったのは、そうね、玉井さんが踏み込んでる。嫉妬とか、悔しい気持ちとか。そういうのを出せるようになったんですよね。本音を話していると思う。

――百田さんも……。

川上 そうですね。インタビューでは普段あまり見せない葛藤を話してますね。ブーさん(高城)は、メンバーへの手紙ですよ。あれ、便せんに2枚って言われてたのに、あの人だけ4枚書いてきやがった(笑)。でもすごくいいこと書いてあって、そういうとこだなって思いますね。

――メンバーのみなさんって普段、不安とか葛藤を口にしたり、態度で示したりしないじゃないですか。だからこそインタビューでハッとさせられる。

川上 抱えているものをあまり見せないですからね。それはスポットライトが当たったときに表現として見せればいいっていう、そういう美学を教えてしまったのかもしれない。ま、あーちゃん(佐々木彩夏)はね、最初からそういうところはありましたけど。

――たとえばインタビューでも、努力については多くは語らない。そういうところは本当に「川上育ち」を強く感じます。

川上 真面目な話に照れたりね(笑)。でも、そこもまた“らしさ”というか、どうにもつつけない部分があるっていうのもまた魅力的というか。まだまだあるんですよ、あの人たち。これから先、何かのときに見せてくれるんでしょう。僕もわからないですもん、10年経ってもね。

 


◎朝日新聞出版「ももいろクローバーZ特設サイト」
https://publications.asahi.com/momoclo/

全2巻、計608ページの目次も一挙公開中!

<書誌情報>

『Momoiro Clover Z 10th Anniversary BookⅠ CHAOS』
ISBN:9784022586995
定価:2300円(税込)
発売日:2018年5月22日
A5判変型並製  304ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4022586990/

 『Momoiro Clover Z 10th Anniversary BookⅡ COSMOS』
ISBN:9784022587008
定価:2300円(税込)
発売日:2018年5月22日
A5判変型並製  304ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4022587008/

 

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