りのの目に涙、二年越しの『ありがとうの言葉』を伝えた陸上自衛隊神町駐屯地音楽フェスティバル

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 6月23日、陸上自衛隊第6師団51周年、神町駐屯地57周年創立記念行事が司令部を置く山形県東根市の神町駐屯地で行われ、同体育館で開催された『音楽フェスティバル』に気仙沼の復興メッセンジャーSCK GIRLS (産地直送気仙沼少女隊)が出演した。

 

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 この日ステージに立ったのは、りせ、りの、ありさ、まりか、みおん、ともか、りん、マリフィー、かれんの9人。会場を埋めた満員の観客を前に SCK GIRLS 結成の経緯を語ったリーダーのりせさんは「私たちは数々のステージを重ねていく中でたくさんの”ありがとうという気持ち”を伝えてきたんですけれども、自衛隊の皆さんにもありがとうという気持ちを伝えたくてこの場に来させて頂くことができました、ありがとうございます」とあいさつ。

 

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陸上自衛隊第6師団は東日本大震災の際には、いち早く被災者への食料輸送・気仙沼での捜索活動を始め、宮城・福島県内で行方不明者の捜索・救助、物資輸送、給食・給水・入浴などの生活支援と瓦礫除去等の応急復旧活動を実施した。

 「被災したばかりで明日も分からないまま続いている毎日の中、自衛隊の皆さんは私たちの街に来てくれて支援活動をしてくれていました。ほんとうはその時にでも”ありがとうございます”という気持ちを伝えたかったんですけど、なかなか直接伝えることが出来なくて・・・」というりせさんはこの日直接、感謝を伝えることが出来る喜びを語った。

 

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 「私たちのデビュー曲は自衛隊の皆さんを始めとする支援して下さった方々に感謝の気持ちを込めた歌になっています」と、りせ、りの、ありさ、りん、のボーカルで『ありがとうの言葉』を熱唱、いつも以上に気合の入ったパフォーマンスを見せていた。

 

 

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続いて披露したのは『ReGenerasion』、SCK GIRLSの楽曲の中でも特にメッセージ性の高いレクイエムに観客は静かに聞き入り、曲が終わると大きな拍手が惜しみなく贈られていた。

 

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 3曲目は夢に向かって頑張っている子供たちに向けた曲『Future この街の子どもたち』を披露、りせ&りのの力強いボーカルと、元気溢れるダンスパフォーマンスに会場は幸福感に包まれ、自然に手拍子が起きていた。

 

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 第6音楽隊との合同ステージに先立ち、りのさんが「2年前の小学6年生の時に激励演奏に来てくれた自衛隊の音楽隊の方に『もう誰も死ぬな、もう誰も死なないでくれ』と涙を流しながら力強く言われたことはいつも忘れたことがありません」「今日は自衛隊の方々と一緒にステージに立つことが出来てすごい幸せです」と涙ながらに語ると「被災地を訪れると笑顔で迎えてくださって話をしてくださって実際に元気や勇気を頂いたのは私たちのほうでした、未来がある皆さんにこうして来て頂いて一緒に演奏できることを第6音楽隊一同、ほんとうに嬉しく思っています。」との温かい言葉が贈られた。

 

 

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演奏されたのは、逆境に負けずに復帰を果たしたシンガーソングライター絢香さんの『はじまりのとき』、りの、ありさ、みおんの3人が力強く歌い上げ、会場から割れんばかりの拍手が贈られた。

 

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終演後は屋外にて隊員の皆さんと記念撮影。

 

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87RCVさんと。

 

 

 

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